人体抵抗

人体の抵抗は、「加わる電圧(接触電圧)」或いは「皮膚の状態」によって変化する。

人体への接触電圧が大きいほど、電気は流れやすくなる。
(つまり、人体抵抗は低くなる。)

印加電圧による手から足までの人体抵抗については、下記の数値が示されている
10Vのときは10万Ω程度
100Vで4万Ω程度
200Vで2,000Ω程度
1,000Vでは皮膚の抵抗がない状態となり500Ω程度以下
==From「内藤勝次氏『電気安全入門』」

また、皮膚が湿っている場合と乾燥している場合では、人体抵抗は3倍程度の開きがでる。
手足が濡れていると、皮膚表面の角質層の抵抗が非常に低くなり、大部分が人体内部抵抗のみとなる。
人体内部抵抗は、約500Ω程度といわれている。