<清掃②>作業場所における清掃区分

建物内外の汚れの程度は、場所によって相違するため、区域分けるのが便利であり、通常は下記のように「共⽤区域」「専⽤区域」「管理⽤区域」「外装外周区域」に分けて取り扱われています。

<共⽤区域>

出⼊⼝・廊下・階段・便所など、利⽤者が誰でも⾃由に共⽤的に使う区域です。
この区域は、使⽤も多く汚れも甚だしく、頻繁に清掃作業を実施する必要があります。

<専⽤区域>

⼀定の目的のために使⽤される区域で、事務室・会議室等、貸しビルでは貸し室区域がこれに当たります。
この区域は、建物の使⽤目的となる区域であり、その目的に適う清掃作業を実施する必要があります。

<管理⽤区域>

機械室・変電室・宿直室など、もっぱら建築物管理のために使⽤される区域です。
この区域は、通常建物の利⽤者が⽴ち⼊る区域ではなく汚れも少ない傾向にありますが、かえって不潔・不衛⽣になりやすい⾯もあり、計画的に清掃作業を実施する必要があります。

<外装外周区域>

建物外⾯(壁⾯・窓等)及び外周域(出⼊⼝・周辺敷地)です。
この区域は、外観上も⼤切ですが、窓ガラスは室内環境とも密接な関係にあり、計画的に清掃作業を実施する必要があります。

実際の清掃作業においては、以上の⼤まかな区分けをもとに、それらの各室・各部分の違いを考慮に⼊れて清掃計画を⽴てることとなります。