はしご作業② ひさしにはしごを掛けて上っていたとき、はしごが滑り横転したため墜落した災害事例

<災害事例(業界関係書籍より)>

ひさし排水口の詰まりを除去するため、はしごを掛けて上っていたとき、掛けていたはしごが右方向へ滑り横転したため、上り途中の被災者は約2メートル下のコンクリート床面に墜落したという事例。
(脳内損傷による死亡 60歳)

日常よく行われている移動はしごを使った作業です。
2メートルの高所から墜落し、頭部を地面で打って、死亡という最悪の結果になった事例です。
筆者の身近においても、この災害事例に似たケースを聞いたことがあります。
何気ない日常のちょっとした不注意(はしごの掛け方の未確認)が命取りになります。

因みに「移動はしご作業」における注意点は次のような項目が挙げられています。
(繰り返し言われていると思います)

  • はしごは、間に合わせのものや傷んだものを使用しない。
  • はしごの接地部分に滑り止めのあるものを使用すること。
    滑り止めがない場合は、上部をロープで固定するなど転倒防止の措置を講じなければならない。
  • はしごは水平面に対して75度に掛けることを原則とすること。
  • はしごの上部(掛けた部分の上部接触箇所よりの突き出し)は60cmくらい上方に出るようにすること。
  • はしごの上り下りにおいては
    はしごに向かって行うこと。
    上り下りの際、手に工具を持ったりしないこと。(工具袋等を使用し、ひもで上げ下げすること)
    両手で手すりをしっかり持つこと。(三点支持の原則を守ること)
  • 通路に面した所ではしご作業行う場合は、通行人に分かるように作業表示板を設けること。