熱中症<参考⑦> 純水・ジュース等による水分補給他

○純水とジュース等の補給

飲んだ水が体の細胞に補充されるまでには、約30分かかるといわれます。
下図は、400ccの水分を補給したときの、胃から排泄される時間を調べたものです。
この図は、糖分を多く飲むほど、胃からの排泄時間が長くなり、水分摂取を阻害することを示しています。
ジュースやコーラのような甘い飲み物で、かえってのどが渇いたり、胃がもたれたりすることがあるのはこのためです。
(2.5%の糖分を含んでいる飲料水はほぼ純水と同じです。)

また、アルコールやカフェインには利尿作用があります。
こちらも体内細胞の脱水を助長する作用があるので注意が必要です。

○冷たい飲み物

冷たい飲み物は、暑い時期には非常に気持ちが良いので、つい多く飲みがちですが、胃を冷やしてしまうことになります。
多量の冷たい飲み物は、胃を冷やし消化液の分泌を減らすだけでなく、消化液を薄めます。
その結果、食欲不振、下痢という症状を引き起こし、消化・吸収のためにムダなエネルギーを使うこととなり、体を疲労させます。
「飲み物の温度と赤痢菌等の死滅時間」として下表が示されています。

  チフス菌 コレラ菌 赤痢菌
37℃ 4分1分3分
47℃ 2分即死1分
52℃ 1分即死即死
57℃即死即死即死