熱中症<参考⑥> 早期対応と水分補給

○早期対応

熱中症には早期の対応が大切です。
少しでも異常が認められたら、次のような応急手当が必要です。

  1. 涼しいところで安静にする
  2. 水やスポーツドリンクを飲ませる
  3. 下記のような体温を下げる措置をする
    ・衣服をゆるめ風通しを良くする
    ・冷水をかけ扇風機等で風を当てる
    ・氷でマッサージする
○水分補給

熱中症を予防するためには、こまめに水分と塩分を補給することが大切です。
ところが、汗をかくと血液中の塩分濃度が上がり、のどが渇く状態となりますが、高温環境下等のストレスに曝されていると、水分補給の欲求が出てこない状況になるそうです。
従って、のどの渇きだけの感覚では、脱水状態の目安としては不十分となります。
そこで、意識しての水分の補給が必要となります。
米国の高温環境基準では、10~15℃に冷やした濃度0.1%の食塩水を用意して、15~20分ごとに約150ミリリットル飲むと良いとされているそうです。

※真夏の炎天下で1時間歩くと約700ミリリットル(ビール大瓶1本程度)の汗をかくとのことです。