自家用発電設備(予備電源他)

電動機を動力として用いる排煙設備及び非常用エレベーターの予備電源は、自家用発電装置が多く用いられている。
自家用発電設備に係る問題点として以下のような事故事例が挙げられている。

  • 電気室に併置されていて、電気室の機器火災によりその影響を受け、エンジン部の燃焼空気の取り入れダクトの防火ダンパーが作動し、正常に機能しなかった。
    (1986年)
  • 高層建築物のEPS火災の際、屋内消火栓などによる消火活動の放水のため、電気室の防災負荷のフィーダーに設置されていた地絡継電器が作動し、電路を遮断、非常用エレベーターが運転できなかった。
    (1980年)
  • 地震に伴う問題点として、冷却方式、耐震、補機のトラブル等が起きている。

From「建築設備士更新講習テキスト2000年版」