「守りの⽂化:“⾒ざる、聞かざる、⾔わざる”を決め込む⽂化」について

この消極的防衛⽂化を持つ組織内で⽇常的によく使われる⾔動の特徴は−−−

 

①承認⽂化

  • 上司に常に気に⼊られようとするいい部下でいようとする
  • ⼈に認められるために⾏動する
  • ⼈と同じ事をやっていく
  • 誰に対しても合意する
  • 流⾏にいつも気を使う
  • ⼈に受け⼊れられるか確かめる
  • ⼀番権威を持つ⼈を⽀える
  • ⼈を喜ばせる目標を設定する
  • 誰からも好かれようとする

==この⽂化は、対⽴を避けて⼈間関係を表⾯的に良好に保とうとする傾向を持つ==

 

②伝統的⽂化(役所の⽂化)

  • 波風を⽴てない
  • 対⽴を避ける
  • よい印象を与える
  • ルールはアイデアよりも⼤事に扱う
  • (対⽴を避けるために)相⼿によって違うことを⾔う
  • 現状を受け⼊れる
  • いつも仕事の基準や慣習に従う
  • 型にはまる

==この⽂化は、組織を喜ばせることに価値が置かれる傾向を持つ==

 

③依存⽂化

  • 是非もなく、目標を受け⼊れる
  • 何をするかが、予測可能である
  • 決して上司に逆らわない
  • やるべきことだけをやる
  • よい追従者であろうとする
  • すべての⼈に何を考えているかを聞く
  • 権⼒を持っている⼈を喜ばせる
  • たとえ間違っていても、命令には従う
  • 上司に決定をチェックしてもらう
  • ⾃ら進んで命令に従う

==この⽂化は、何をするかが予測可能であること、そして従順であることを⼤切にする傾向を持つ==

 

④逃避⽂化

  • 物事に関わらないようにする
  • (必要な決定を下すのではなく)皆に受け⼊れられる決定を下す
  • チャンスをものにしない
  • 物事を先送りする
  • 難しい問題には関わらない
  • 問題発⽣時、咎められないようにする
  • 他⼈が先に⾏動するのを待っている
  • 決定を上位の⼈に押し上げる

==この⽂化は、⾰新、創造性或いは周囲の環境に対する効果的な適応よりも、信頼性や⼀貫性を重んじる傾向を持つ==

 

※以上のような消極的防衛⽂化を建設的⽂化に変えていくのは容易なことではない!