窓ガラスの結露

今年の冬は、“窓ガラスの結露” は少なかったように感じます。
そういえば、ここ数年の冬の窓ガラスの結露は少ないように思います。
家屋は変更していないことを考えると、当方の生活様式が変化したのか、或いは外気温が高くなったのでしょうか?

因みに、当地方の過去5年間の1月&2月の「日平均気温」は下記のようになっています。

1月 2月
2016年 6.8℃ 7.5℃
2015年 6.6℃ 7.0℃
2014年 6.2℃ 6.1℃
2013年 5.2℃ 6.3℃
2012年 5.6℃ 5.1℃

平均気温は上昇傾向です。

結露は空気中の水分含有量が温度により異なることから生じます。
空気の可能水分含有量は、温度が高いほど大きく、温度が低くなるほど小さくなります。
高温の水分を多く含んだ空気が、外気により冷やされたガラス面に接触することにより温度が下がり、その下がった温度における空気の可能含有量を超える水分がガラス面に付着するということになります。

調理等において多くの水蒸気を発生させ、室内の温度の高い空気に水分を含ませておくと、その空気がガラス面等の温度の低い面に接することにより結露となります。
ところが、屋内においても温度の低い箇所へこの多湿空気が移動すると、ガラス面と同じように、そこに結露が発生するということになります。
そして、その結露が元で、「壁にカビの発生」等の好ましくない現象が出てきます。
目に見える部分の結露は除去できても、見えないところは分かりません!
結露しなかった湿気(水分)はどこへ行くのか?
結構難しい問題です。

では、どうすれば良いのか?

  • 炊飯の際等において出る水蒸気は素早く室外へ排気する。
    (即ち、厨房排気は素早く! その際の空気の流れに注意!)
  • 蒸気を発生させない生活をする(実際、そうもいかない)
  • 室温をできるだけ上げないで生活する(つまり、空気の含有水分量を少なくする)
    --低エネルギー生活に切り換える?!

⇒窓は、二重ガラスにすれば窓での結露はある程度防げますが、結露しなかった水分はどこかへ行きます。
(つまり、どこかで結露が発生する可能性があります)
むしろ目に見えない部分で結露するよりも、ガラス・サッシで結露してくれて、水分が除去できればよい(暴論ですか?!)。

 

因みに、空気線図より計算すると「各温度における空気1㎥当たりが含む飽和水蒸気量」の概数は、下記のようになります。

25℃ の場合 約24gの水分
20℃ の場合 約18gの水分
15℃ の場合 約13gの水分
10℃ の場合 約9gの水分
  5℃ の場合 約6gの水分

この水分量の差が結露となって現れることになります。

東寺 梅