●⼈の視野は、視線方向の周りで、上下60度、左右110度程度といわれます。
この範囲から外れると、⾒えないということです。
つまり、この枠外に置いてある物、或いは(⾳、振動等を⽴てずに)近寄ってきた
物には気づき得ないということです。
●視⼒は視線から少しずれるだけで急速に悪くなります。
視⼒検査をして視⼒を測りますが、それは視線⽅向(注意を向けた⽅向)の視⼒で
す。
その視線⽅向から数度ずれるだけで、視⼒は急速に低下します。
これは眼底の視細胞の分布が、視線から離れるにつれて指数的に減少するためだそ
うです。
視線を向けた⽅向から少しずれたところは、ぼやけて⾒えますが、その範囲に書か
れた注意書きなどは、「⾒えていて⾒えていない」ということです。