リスクアセスメントの結果を、日常の安全衛生活動に継続的に活かすために、必要な事項の記録を整理し、活用しやすくしておくことが大切です。
上記の評価表において、一般的に リスク評価軸 を下記のように設定していきます。
- 労働災害発生による被害の程度(災害の重篤度):危害の大きさ
- 危険状態が発生する頻度(危険に近づく頻度):危険状態の発生頻度
- 危険状態が発生したときに災害に至る可能性(危害発生の可能性):危険事象への移行の可能性
そして、それぞれのランク付けにおいて数値による重み付けをして、それらの合計値で「リスクの優先度」を求めている例です。
上記はあくまでもひとつのリスク評価例であり、事業場に合わせた方法を練り上げていくことが大切です。
(リスク低減対策を個々の単位作業ごとに検討するよりも、リスク評価全体をみて、経営判断により総合的に検討していく方が合理的となる場合も考えられます。)
また、リスクアセスメントの結果は体系化し“ノウハウ化”することができます。
そして、対象とするリスクも、「人:災害」だけでなく、「モノ:品質管理」と「環境:環境管理」へと広げて活用することも考えられます。