施設事故&経営者の姿勢について<あるメルマガより>

20年くらい前(2023年時点では30年?)の出来事だそうです。
M社の社員Nさんが、営業活動で8階建てのビルの地下機械駐車場に車を入れたとき、駐車場係の誘導に従って車を入れたのですが、その車が車高制限を超えていたそうです。
(もちろんNさんは、車高制限を超えているとは知りませんでした)
車が地下に降りていく途中で、車が火災感知器に触れたとのことです(詳細不明)。
異常ランプが点灯!(火災発報?)
それに気づいた管理人が、あろうことかドアを開けて確認をせずに「火災だ!」と判断し、消火ガスの噴出ボタンを押してしまったらしいのです。
そのビルは不良ビルであったらしく、地下の空気孔から1階に空気が流れ込む構造になっていたとのことで、消火ガスがその空気孔から流れ出して、1階店舗に居た人がバタバタと倒れてしまった。
救急車をはじめとして、警察・消防が出動。
ヘリコプターまで飛んできて、○○街道は数時間の通行止め!
テナントのオンラインはストップ、そのビル内で勤務していた数百名の人達は、避難。
新聞に載るという大騒動になったそうです。
M社にも第一報が入り、M社の社長もすぐ現場に飛んで来たのですが、現場に居たビルの人達が、次から次へとそのM社の社長に罵声を浴びせたそうです。
社長は「申し訳ございません」、「申し訳ございません」と、ただただ繰り返し、何度も何度も、頭を下げていたそうです。
そのとき、Nさんは『補償で会社は潰れる』と思ったそうです。
結果として、M社は何事もなく済んだのだそうですが、それだけの大きなクレームに、ただただ頭を下げて謝る『トップの背中』は、すごい!と感じたそうです。

M社の社長の素早い対応は素晴らしいと思います。
しかし、----。
--今であれば、もっと敏感なセンサーが付いていて「ストップ&警報」で済んでいたのではないか?
--火災感知器がそんな低い位置に付いていたのか?
--ビルの施設上の欠陥? 異常時の対応策? 訓練は?
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--そして、そのビルの管理組織は? 経営感覚は?
ビルオーナー
管理者の立場
施設請負会社の教育状況は?
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いろいろ思い浮かびます。