2014年3月14日の日本経済新聞に下記の記事が載っていました
JR西日本の2ヶ所の駅で、自動列車停止装置(ATS)が一定の条件下で作動しない状態であった。
このうちのひと駅においては、約20年間気付かなかった。
「安全が確保されているはずが、長きにわたり予期しない不安全な状態にあった」ということです。
つまり、潜在危険性として存在していたということであり、それが点検用画面の表示で異常に気づいたということのようです。
設置設定後の長き期間において、メンテナンスが行われていたと思うのですが、何のためのメンテナンスであったのかと言われてもしかたのないことになります。
日常の生活の場においても目に付いたことにふと疑問を感じることがあるのではないでしょうか?
そのための、点検であり、リスクアセスメントであるわけです---
系統だった思考と、トラブルシナリオの深めが必要ということになるのでしょう。
ただそのためには、落ち着いてユックリと対応できる時間が必要だと思うのですが、最近は効率重視で忙しすぎ、そこまで気を回わせられない社会のようにも感じます。