感電について(電気の安全)

感電したこと(電気に触ってビリッときたこと)ありますか?
そのときのあなたは厳しい状況にあったかもしれません。
幸いにしてビリッだけで済んだのかもしれません。
汗をかいていたらーー、周りの金属に触れていたら--等々の状況により、死に至る危険が身近にあったかもしれないのです。

最近は、設備面での充実もあり、感電を経験することは少なくなったのですが、電気の危険なことに変わりはありません。
感電は致死率の高い災害です。

では、人はどのくらいの小さな電流から電気を感じるのか?
更に電流値が大きくなるとどうなるのか? という疑問が湧いてきます。

以上のように感電は、人体に流れる電流の大きさ、流れる時間、流れる部位によっていろいろな傷害が起こります。

では、安全な電圧とは?(電気協会の低圧地絡保護指針によると)

電気に関する事故は、感電以外にも「電磁ノイズによる機器の誤動作」「静電気などが点火源となって起こる火災や爆発」「電気の発生する熱による火傷」等があります。
(冬の乾燥状態での静電気によるショックも“感電”です)

尚、法的には下記のような規定が定められています。
<設備面>では、接地の実施、漏電遮断機の設置 等
<制度面>では、電気工事士による工事、電気主任技術者による保安管理、監督官庁による取り締まり等