マイナポイント取得への“道”

仰々しい題名になりましたが、マイナポイントの獲得を思い立ち、獲得するまで(有効に獲得できたかは現時点では不明)のトラブル(精神的困惑)について記したいと思います。
私の「マイナポイント獲得(トラブル)記」です。

そもそもマイナンバーカードをまだ取得していなかったのですが、通知カードが使えなくなるとの情報もあり、そろそろ時期かと思い、適合する大きさの写真準備からはじめて、マイナンバーカードを取得しました。
マイナンバーカードの申請手続きは、市役所窓口のガイドもあり容易に進み、約一月後にマイナンバーカードを市役所窓口で受け取ることができました。

そして、それに関連してマイナポイントを取得しようと考えました。
先ず予約をしなければなりません。

「スマホで簡単登録」とのことで、アプリをダウンロードしトライしましたが、先へ進めません!
私のスマホでは無理がありそうです。
パソコンでもできるとのことですが、カードリーダーを準備しなければなりません。
カードリーダーは4,000円程度
5,000円のポイントをもらうのに4,000円の出費では少し割が合いません。

市役所に予約サポートのコーナーがあることを知り、市役所特設コーナーで予約完了(ひとまず安心)。

7月から利用カードと関連付けができるとのことです。
この時点では、利用できるカードには制約があり、自分の持っているカードでは利用できないことがわかりました。

「キャッシュレス決済をひとつ選択」とのこと
ひとつの利用カードへの関連付けはひとつのマイナンバーカードだけ!
 ※正式には、「キャッシュレス決済サービスのカード」というそうです。

なるほど、1対1の使用で、キャッシュレス決済の利用を促進しようということか--という納得
ネットで確認しながら、家族の中からAが持っている利用可能なカードを選択。
7月2日に早速市役所のコーナーへ行き関連付けOK
「9月から利用できます」とのこと

Aにもマイナンバーカードの取得を勧め、8月中旬に取得でき、ついでに役場のサービスで関連付けを行おうということになりました。
その時対応してくれた担当者から「本人名義のカードでないとダメ」とのこと!

では私の登録はダメなのか?!
(登録の前提が崩れます!)

少しは興味を持って取り組み、周囲にもマイナンバーカードとマイナポイントの取得を勧めてきたのに、その自分の登録が無効?!
それにAが関連付けしようとしていたのは私名義のカード!
(その私名義のカードの企業は、私が探した当初には、このマイナポイントの事業には参加しておらず、ずっと後で参加を表明しました。)
これでは、両方とも関連付けが無効である!
腑に落ちない!(金額ではなく意地が出ます!)

まず、私が関連付けたカードの企業窓口に聞いてみました。
このようなケースの問い合わせは初めてらしく?、対応に少し時間がかかりましたが,返事は総務省の方へ聞いてくれるようにとのこと。
「緊急時の相談窓口」の電話番号を教えてくれました。
そこへTEL
今までの状況を説明します。
結構待たされました
そして、双方の言っていることがなかなか通じない!
「マイナンバーカード」と「マイナポイントの決済カード」との区別がつかない!
「カード」がどちらを指すのか 疏通に手間取る

「名義同一の認識がなかった(当初は言われていなかったのではないか?)」等々、当方の事情を説明する。
状況をある程度分かってもらったところで、対応策を説明してくれました。

9月以降に役所のサービスコーナーへ行き、「利用停止の申請」をし、「再申し込み」をしてくださいとのこと!

確認のため、市役所へもTELしてみますと、「当日分の変更は可能だが---」とのこと
親切に対応してくれましたが内容は曖昧

ネット情報では
一度関連付けを外して、再度違うカードの関連付けをできるかどうか? ということについては
「一度選択したキャッシュレス決済サービスは変更できません」とあります。

「一度決済サービスを選択して申し込んだら、申込の取消しや決済サービスの変更をすることはできません。
 決済サービスの選択、決済サービスID・セキュリティコードの入力は慎重に行ってください」

あとは、総務省窓口で聞いた方法でやるしかないということになります。

Aは、別途サービスが付加されたA名義のカードを作成し、簡単にマイナポイント関連付けをしてしまいました。

9月になり、先ず私の関連付けたカードの店舗へ行ってみますと、マイナポイント促進のコーナーができていました。
そこでカードの関連付けを調べてもらうと
「関連付けされています」とのこと!
試しに入金してみると、ポイントが付与されている!
--ではあのトラブル(心配と困惑)は?

おまけに、その企業独自のサービスを付加し、また県のポイント付与も加わるとのこと!
そして、そのポイント利用の方法も、企業の独自サービスは別にしても、県のポイント付与方法は各企業により異なるようである!

制度も十分に煮詰まらずにスタートした感もあり、面倒です。
市場活性化のためなら、マイナンバーカードを取得した時点で、何千円かの利用券を発行してくれた方がよほど簡単だと思うのだが--という愚痴も出る。
そして、この制度の利用状況は低調だとか!
要は制度を理解し辛いのであろう。

「マイナンバーカードを使ったキャッシュレス決済のポイント還元「マイナポイント事業」が9月1日から始まるが、申し込んだ人は300万人程度にとどまり、盛り上がりを欠いている。申し込みが少ないことについて総務省の担当者は「実際にポイント還元が始まれば申し込みは増えると期待している」と話すが、4千万人という目標を達成するのは厳しい情勢だ。」


制度が整っていないときに敏感に反応しすぎて独り相撲を取っていた感がしますが、こういう制度を打ち出すのであれば、ある程度できあがりしかもシンプルで分かり易いものであることが望まれると思います。
デジタル技術が発展して人に優しくなることを期待するのですが、現実には一層複雑で面倒になってきている感がします。
人に優しいAIの活用発展を期待したいところです。