「リーダーシップ論」について ③

今まで、経済アナリスト藤原直哉氏の企業文化論について記してきました。
どのような企業文化の組織に身を置くかということは、そこで働く人の人生に大きく影響します。

そして、その企業文化において決定的に大事な要素は「リーダーシップ」です。
藤原先生は、「建設的な文化をつくるために具体的にどうすればいいのか?」について、「建設的文化をつくるサイエンス」として、この“リーダーシップ論”についても言及されています

前号では、「“リーダーシップの技術体系”9項目」のうち、「①意思決定技術」を記しました。
今回は「②コミュニケーション技術」について、藤原先生の示唆を挙げたいと思います。


「コミュニケーション技術」は、人々が効果的に働くために絶対必要である。
その際リーダーは、信頼と相互尊重を生み出すためにも、さまざまなチームメンバーと心から話し合うことが重要である。
また組織の中においては、共通の目的を達成するために、人的、物的資源を統合することが目的である。
さらに社外にコミュニケーションを広げれば、顧客の期待を理解して、潜在的な対立を抑えることも可能になる。
コミュニケーション技術には、次のようなものが挙げられる。
・上手に人の話しを聞く。
・不愉快なことでも正直に感想を述べる。
・チームメンバーからの質問にはすぐに答える。
・情報をオープンに共有し、メンバーに事態の推移を知らせ続ける。
・受け売りで話をする人を攻撃しない。
・何をやるのか、なぜやるのかを話し合い、メンバーが目的意識を持てるようにする。


上記の示唆について、以下のような思いつきがあります。

*「リーダーは、信頼と相互尊重を生み出すためにも、さまざまなチームメンバーと心から話し合うことが重要である。」と説かれて います。
これは本当に大切なことだと思います。
心から話し合うことから逃げてはいけない!
自分の本音で(実力でor裸になって)当たらねばならない覚悟が必要ということです。
たとえメンバーの方は実力が上でも、リーダーとは立場が違います。

*「また組織の中においては、共通の目的を達成するために、人的、物的資源を統合することが目的である。」と言われています。
コミュニケーションが十分にとれていないために、大きなムダが発生しているということは往々にしてあることだと思います。
一番のムダが、個人の資質を引き出せていないケースだと思うのですが---?!

*「さらに社外にコミュニケーションを広げれば、顧客の期待を理解して、潜在的な対立を抑えることも可能になる。」とあります。
顧客の期待を理解するような活動をやっていますか?
顧客の困りごとを聞いていますか?
(そこまで顧客とつながっていますか?)
(御用達ビジネスの展開までいっていますか?) ということだと思います。

*「何をやるのか、なぜやるのかを話し合い、メンバーが目的意識を持てるようにする。」とあります。
この「ナゼやるのか?」の理解が大切なポイントとなります!
この「ナゼ」が腑に落ちれば、人は自発的に活動を始めるようになるものだと思います。

※最近NHKで「血糖値スパイク」という興味のある番組がありました。
その中で、食事の食べる順番についての話がありました。
今までもことある毎に「(ご飯より)野菜を先に食べなさい」とはしきりに言われていましたが、ただそうするかしないかのこと  で、それ以上は何も考えていませんでした。
ところが、その番組で「糖類が腸に到達する時間を遅らせるため(血糖値の上昇を平坦化するため)」との説明があり、ナゼか納  得感が得られ、それ以後は気をつけるようになりました。

 

コミュニケーションが元々苦手な人も多いと思います。(当筆も同様!)
自分ひとりですべてをまかなえない面もあります。
コミュニケーションが元々上手な人(素質のある人)との連携も視野に入れることもありだと思います。
歴史を見ても良いリーダーシップの形成関係はあります。
「本田宗一郎と藤沢武夫」「井深大と盛田昭夫」 等々思いつきます
最近のドラマでは徳川家康と本多正信もこの関係に近いのでしょうか?
(ナンバーツーに位置する人を活かすことのできるのもリーダーとしての資質のひとつだと思います)
お互いにこのような人財を得られれば充実した人生となるでしょう!

 

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