映画「ラヂオの時間」!

最近「ラヂオの時間」という映画を見て、面白くて引きつけられるました。
この映画は、三谷幸喜さんの脚本・演出により、1993年に上演された演劇を、1997年に三谷幸喜さんの初監督作品として映画化されたものだそうです。
「映画化されると、ラジオという低予算な世界で想像と声だけで演ずることから生まれる壮大なスケールのストーリー、テンポの良い展開、絶妙な笑いで人気を博し各賞を総嘗めにした。【Wikipedia】」とあります。

*おおまかなストーリーは


あるラジオ局で、普通の主婦が脚本した作品が、初めてドラマとして採用されることになった。
そのドラマは、恋の物語で、生放送で放送される。
ところが、主演女優がワガママを言いだし、放送直前で次々と脚本が変えられていく。
舞台も、そして人物の職業も変更されていく。
そして、途中でストーリーの辻褄が合わなくなっていることに気付くが、生放送中なのでやり直しが効かない。
そこで、その場その場で辻褄合わせをしていった結果、恋の物語とは大きく逸れていく。
自分の作品を台無しにされた脚本家の主婦は、堪忍袋の緒が切れる。
しかし、番組は(それぞれの担当者のプロ意識?で)続行されていく。
--これらの過程で、いろいろなドタバタ劇が演じられていく。


  • ほとんど各担当者間の打合せなしで番組製作が進んでいきまが、それぞれの担当者が、プロ根性を発揮します。
    --もし、自分がその様な状況で、当事者の一人であったら?
    多分、頭が混乱し或いは性格的に先へ進めないであろうと思います。
    自分の思想の硬直性から思考が先へ進めない状態になると想像します。
    「計画変更による事前の合意・打ち合わせなしでの行動は危険!」というような思想が湧き出てくるかもしれません。
  • 古参女優がストーリーにクレームを出し、それをプロデュサーはじめ周囲が受け容れることから一層の混乱が始まります。
    --権威勾配というのでしょうか?
    社長が、工場現場の巡視時に(その工場の今までの状況を十分に理解しないで)、その場での思いつきで指示を出し(鶴の一声で)、現場が大きく混乱する!

安全管理においては「変更管理は要注意」ですが---
しかし、日常を考えてみますと、大小の「どんでんトラブル」は日常茶飯事です。
その度に、判断を迫られています。
これは、一種のレジリエンス的な対応です。

自分の思考の硬直感は、「あらねばならない感」から起きている面もある?
そして、大抵の状況では、この既成基準が通用する!
しかし、思考の柔軟性を発揮するには?
[Safety-Ⅰ] 的視点を前面に押し出す場面か、或いは [Safety-Ⅱ] 的視点の採用か---
この点、この映画は「究極のレジリエンス対応」とも言えるのではないか?
柔軟思考において参考になります。

<概略的に>
@レジリエンス
  :「回復力」「復元力」あるいは「弾力性」。一歩進めて「もちこたえる力」。
@[Safety-Ⅰ]
  :物事がうまくいかないことを防ぐという指向努力
@[Safety-Ⅱ]
  :物事がうまくいくことを確実にしていく指向努力