以上リスクアセスメントについてその概要を、厚生労働省のリスクアセスメント指針リーフレットを参考に記しました。
大企業或いは機械産業等においては数値化し精密化した手法が活用されているようですが、中小企業においては、手法・手順に拘泥せず、職場に潜在する危険源(危険性又は有害性のある危険源)を検討し、洗い出した危険源について順次リスク低減対策を深めていくいくことから始められてはどうかと思います。
また、リスクアセスメント自体は、昔から多くの経営者の方々がやってこられた危機・危険対応を整理化したものとも考えられます。
これは、マネジメントシステムについても同じことがいえます。
カタカナ語への躊躇は無用です。
(カタカナ語は国際規格との関係で使われているだけです。)
「リスクアセスメントは、リスク要因を明確にして、その対応策を図り、残留リスクを共有すること」であり、リスクを明確に認識・共有していることにより、それを基にしての自由度のある展開を図り得る可能性が増えるという経営上のメリットがあります。
職場に潜む危険源を探る目を持ち続けて、法規適合と職場の環境整備・改善にこの手法を活用し、経営管理の一手法としていただければと思います。