2013 年8月12日(月)「草刈り機の刃が首に当たる 3歳女児死亡」というニュースがありました。
11日の夕方、竹田市で父親が自宅の庭の草刈りをしていたところ、草刈り機の刃が女児の首に当り、病院に搬送されたが死亡した。
父親は「娘に全く気がつかなかった。草刈り機が何かに当たったと思い、振り返ったら倒れていた」と話しているということで、警察が当時の状況を詳しく調べている。(日本テレビ系NNN)
というショッキングなニュースでした。
農林水産省の資料によりますと、農業機械による事故のなかでも、草刈り機による事故は最多となっています。
気軽に使われているように感じますが、危険な機械です。
事故分析結果をもとに示されている注意事項は下記のようになっています
<不安定な姿勢>
- 急斜面では階段・作業道を設置
- 往復刈り、土手で刈り上げはしない
- 常に安定な姿勢を保つ
- 危険な場所は手刈り
<周辺環境>
- 石や空き缶の除去
- ツタや木の枝の除去
- 障害物の見える化(目印)
<回転>
- 保護めがね
- 防護カバーは動かさない
- 点検時はエンジンストップ
<他人(作業者以外の人)>
- 5m以内立入禁止
- 防護カバーは動かさない
- 点検時はエンジンストップ
以上のような内容を知った上で、それを実施されていたら、父親は一生の悔いを残すことはなかったと思います。
“事前のちょっとした気配りと努力”の必要性は繰り返し言われますが、大半は、事後の反省のなかで語られる言葉でもあります。
因みに、農作業関係での死亡事故は毎年400名にも達するとのことです。