測定結果を有効に活用されていますか?

以前訪問した施設での話しです。
その施設は、法規に基づいて燃焼設備の排煙測定を実施されており、その測定結果は書庫内にファイルされていました。
訪問は「燃焼設備の燃焼効率改善」についての提案を目的としたものでした。
燃焼空気の酸素濃度を測定させていただいたところ、空気比において改善の余地が相当ありました。
そこで、過去の測定記録が話題となり、見せてもらったのが上記の排煙測定の結果であったのですが、酸素濃度は同じような値を示していました。


担当の方は、法規に基づく測定をしているということで終わっていたのです。
設備を運転されている方、データを管理されている方、契約関係を管理されている方等々相互のコミュニケーションによる測定値の有効活用が大切だと思ったしだいです。


案外このようなケースは多いのではないでしょうか?
まだまだ“省エネ”も含めた改善の余地がいたるところにあるのでは--と思った思い出です。