田中陽希氏の“危険の予知と準備”

田中陽希氏の「“山” “道” “海”の自然の難関と向き合い、自分と向き合う挑戦」に一応援者として興味深く(のめり込んで)見させていただきました。
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記録達成後の特集番組で田中氏の興味深い発言を聞きました。

「怖さを克服するのにどうやって?」という質問に次のような応え

番組ディレクター曰く

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田中氏のネット記事があります


準備は冒険家としては、当たり前のことでしょうが、表には見えない努力を改めて認識しました。
日常の業務においても、目に見えない心配事(危険)に対しての準備が大切です。
リスクアセスメントにおいても、日々の業務のなかでの“ヒヤリ・ハット”とか“災害事例”等により、“業務に潜在する危険性又は有害性を洗い出す作業”が最初のポイントとなります。
これは、「不安に思うこと」や「心配事」を明確にするということです。
経営や管理の立場にある人は常にやっておられることだと思います。
“危惧されること(危険源と想定されること)”を具体的に表現していくのです。
「~なので、~して、~になる」と具体的な場面を言葉で表現してみます。
漠とした心配事や不安を明確な不具合事象として表現し、その生起のパターンをいろいろと考えてみることです。
これは多くの場合経験を積むことにより深められるものであり、ベテランのベテランたる所以にもなるのですが、努力によりそれに近づくこともできます。

この「危険性又は有害性の洗い出し」はリスクアセスメントの出発点となる活動です。
そしてその検討の深さが、次の準備作業での充実に繫がっていくのだということを田中陽希さんの言葉より改めて認識しました。