“環境整備”は事業における環境を整備することにより事業展開を補強する活動です。
従来「“整理・整頓・清掃”は事業の根幹である」とか、「安全管理の基本は“整理・整頓・清掃・清潔”から」と⾔われます。
最近は「5S活動」として展開されている企業も多いと思います。
“環境整備” という視点においてもこれらの“整理・整頓・清掃”活動がベースとなりますが、事業活動の視点で広く捉えます。
安全・品質・環境管理等の活動を個々に実施する余裕がない⼩規模事業場においては、⼀つのヒントとなる活動と考えます。
この“環境整備”の視点を、職場のリスクアセスメントにおいて、「リスク低減対策」の一環として活用されては如何ですかという提案です。
リスクアセスメントは業務の把握から始まります。
業務を「マトマリ作業」「単位作業」「要素作業」にわけて捉えて、その中に潜む危険源(ハザード)を把握していこうということから始まりますが、この過程で環境整備の芽も捉えることを考えます。
「環境の5要素」として、「安全・衛⽣(健康)・快適・利便・経済」が⾔われますが、これらの管理品質の向上に、リスクアセスメントを活用し、そのリスク低減対策の一環として、日常対応として“環境整備”を展開していきます。
自社の“作業環境整備”を深めることにより、主⼒商品(サービス)を補強する展開も可能だと考えます。
事業活動の⼀環として、リスクアセスメント活用の“環境整備”展開をおすすめします。
法に定められている(労働安全衛生法28条の2)リスクアセスメントの実施において、環境整備の視点も付加すること、或いは環境整備としてリスクアセスメントを活用すること。