①-6 リスク評価表(影響表)の作成

災害によるリスクについては、「影響表」に整理します。

【地震・風水害・火災 のインフラ&家族に与える影響表(リスク評価表)の例】

以上、思いつくままの例示ですが、各家庭の状況に応じて内容を検討していきます。

FCPの検討を深めることは、地震・水害・火災等の大規模な災害だけでなく、近隣での火災、落雷による停電、家族の突然の入院等々の日常的なトラブルへの対応にもつながります。

「インフラへの影響」の項目については、「ライフライン」がその文字通り、生活の命綱となります。
台風等による広範囲の長期停電等は、そのことを如実に示しています。
電気の供給がなければ生活が成り立たないのが現状です。
(広範囲に及ぶ災害では、復旧にたずさわる人が極端に不足することが考えられます。)

「生活への影響」としては、特に“生活の場所”と“食糧の確保”、そして“相互協力”が生活の質のポイントといえそうです。
“情報”においても、家族等との連絡は欠かせません。
(命を維持するための避難生活であり、快適生活の経験しかない人には苛酷な状況となることが考えられます。)

以上のような状況を一つひとつ検討し、「災害発生時の行動」「避難時のルール」「家屋内での対策」「備蓄品の備え」等々の準備をすすめていくことになります。
そのための整理に役立つのがこの影響表です。
形式は自由ですが、この表を一つの参考として、検討を深めていきます。