高知県立牧野植物園
久しぶりに訪れました。
NHK「らんまん」から1年経っての訪問です。
牧野博士の無邪気な写真が好きです
「私は植物の精である」という言葉--神様直入です!
ところが展示品を見て回っているとき、掲示説明に---
15 造物主あるを信ずるなかれ
--神を信じてはいけない
神様は存在しないと思いなさい。
学問の目標である真理の探求にとって、神様がいると思うことは、自然の未だ分からないことを、神の偉大なる摂理であると考えて済ますことにつながります。
それは、真理への道をふさぐことです。
自分の知識の無さを覆い隠す恥ずかしいことです。
一瞬ぎょっとしましたが、内容を読んで納得しました。
私たちは、何かにつけ「神にかこつけて納得してしまう安易性」を持っておりそれを博士は戒めているのです。
「神のおかげ」「神の導き」「神の摂理に従って」「(悪いことには)神の摂理に反したから」--
よく使う言葉ですが、これらの言葉を発すると、それで納得して、探究心を止めてしまいます。
それを研究者である博士は言っているのです。
勿論、博士は深いところで神と対峙していたと思います。
『綿密に見れば見るほど新事実』
牧野博士が植物に座って祈っている写真があります。
博士が真理(神)に向かって祈っている姿です。
反省とそして考察を深めることを改めて教えられました。