先日、NHKスペシャル「新型コロナ 全論文解読~AIで迫る いま知りたいこと~」という番組がありました。。
論文20万件をAIで解析し、課題となるキーワードを抽出し、今後の方向性を見出していくという内容です。
番組の説明文は
「日本もこの冬、感染再拡大が起きる? いつ収束するの? 対策の決定打は? 今こそ知りたい新型コロナの疑問に、20万本以上の全論文を学習したAIとトップ研究者が挑む。」
「欧米ではかつてない勢いで感染者が急増し大変な事態に。
日本は大丈夫なのか? ワクチンや薬はいつどのようにコロナ禍に終止符を打ってくれるのか?
NHKが開発した、コロナ関連の全論文を学習した人工知能AIを使い、今後の予測のカギを握る世界の研究成果を徹底解読。
AIが選りすぐったトップ研究者たちの見解も交え、今知るべき真実にとことん迫る。科学の“集合知”が指し示す日本の未来とは?」
とあります
先人の全英知がキーワードで解読されています。
もしこのAI活用手法が至る場面で実現すれば---
私の関わってきた分野で考えても、業務における課題の解決策(課題解決の方向性)がAIにより示されていくということになります。
現場の担当者はその示された方向に従って対応していけば、大きな間違いはないということになります。
素晴らしいことです。
ベテラン上司がいなくても現場における対応技術さえ習得していれば対処できます。
(更に進化すれば、対処の具体的方法まで示してくれるかもしれません)
大筋での間違いは無くなり、頭を悩ます判断や検討が少なくなります。
(個々の現場における具体的な対応は人間が主となると思いますが---)
また、AIでの解析の優劣については、将棋やチェスの勝ち負けのような「優秀さの競争」は起きるでしょうが、全体の管理品質は底上げされていきます。
現場を担当している中小企業にとっては画期的なことだと思いますが---
だれがAIを構築操作するのか?
--大手資本でしょう
中小企業が主体的に入り込む余地は?
--大手資本によるネットワークが構築されるのでは
では、中小企業はそのネットワークの一要素になり得るか?
--現場担当者は(集約化されて)ネットの一部となり、現在の経営管理部分は不要になる?
いろいろな考えが浮かびます
最近、5Gのスマホが出回り始めました
まだ使っていないのでその利便性の実感は分からないのですが
5Gの特徴として、「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」がいわれています。
- 超高速
最高伝送速度10Gbps (現在より100倍速いブロードバンドサービス) - 超低遅延
1ミリ秒程度の遅延 (利用者が遅延を意識することなく、リアルタイムに遠隔地のロボット等を操作・制御) - 多数同時接続
100万台/km²の接続機器数(身の回りのあらゆる機器がネットに接続:自宅部屋内の約100個の端末・センサーがネットに接続)
今まで関わってきた分野で考えてみても、ワクワクすること、現状で考えれば困ると思われること等 いろいろ浮かんできます。
通常では知り得ないところで、興味深い進化が起きているのでしょう。
技術の進歩と社会の変化に目が離せられなくなっています。