使いやすいデザインの要素
チェックすべき内容 | 事 例 | |
コンパティビリティ | ⾊や⽅向性が⼈間の⾃然な⾏動・感覚と⼀致しているかどうか。 | 調整つまみは右に回して増量。蛇⼝は温⽔が⾚、冷⽔が⻘。 |
マッピング | 操作するボタンやつまみなどの配置と本体の位置が対応しているかどうか。 | ガスレンジとつまみ位置のマッピング等。 |
冗長性 | ⽂字や⾊、絵などの複数の要素で情報を伝えているかどうか。 | 男⼦トイレと⼥⼦トイレは、形(ズボンとスカート)、⾊(⻘と⾚)、⽂字(男性、⼥性)などで表記されている。 |
アフォーダンス | 対象の使⽤⽅法について使⽤者に知覚させる形状や特徴。 機器類や道具が持つ形状が操作者の⾏動をサポートするようなデザインが施されているか。 | ドアノブの位置に平らな板があれば、⾃然に押して開けようとするし、その位置に取っ⼿があれば引こうとする。 |
フール・プルーフ | 失敗を受け付けないデザインが施されているか。 | USBやSDカードなどは正しい⽅向にしか挿⼊できないようにデザインされている。 |
フェイル・セーフ | 何か異常が発⽣したときに安全側に働くような設計がなされているか。 | バスの乗降⼝付近に⽴つと、危険なためドアが開か開閉しないようになっている。 |
C/D比 | インプット(⼊⼒)とアウトプット(出⼒)のタイミングが合っているか。 C/D⽐:操作部の移動距離(コントロールcontrol)と可動部変異量(ディスプレイdisplay)の⽐。 | ⾳響機器の⾳量調節つまみで⾳量を上げようとしたところ、回しても⾳量が上がらないため回し続けたところ、⼤⾳量になってしまう。 |
【From「よくわかる産業:組織⼼理学」ミネルヴァ書房】