ドアの開閉に伴う、⼈とドアの「ぶつかり」、あるいは「はさまれ」事故は⾝近な事故として多く発⽣しています。
<可動開⼝部の“ぶつかり事故” について>
“ぶつかり事故”を避けるためには、頻繁な動線のある空間・よく使われる空間・狭い空間などの⽅向へドアが開くような設計、或いは通常では予⾒できないようなドアの開き⽅をする設計はしないこととされています。
また、ドアやドアの脇にガラスを⼊れて、反対側の⼈の存在の有無を「⾒える化」するような⽅法も⽰されています。
(ガラスの破損への配慮が必要となります)
また、ケースは少ないですが、外部に向けて開く窓で、その位置が低く、開いたときに通⾏している⼈にあたるような場合も考えられます。
<可動開⼝部の“はさまれ事故” について>
⽞関ドアなどの外部に⾯したドアで、風にあおられる恐れのあるドアは危険です。
また、ドアはヒンジ側でのはさまれ事故も多く発⽣しています。
ドアのはさまれ事故を防ぐには、中途位置での開かれた状態を作らないことやドアの閉まり強さを制御するドアクローザーの使⽤などが考えられます。
また、最⼩限のはさまれ防⽌空間を持つヒンジ、隙間カバーのあるヒンジなどが⼯夫されています。