電気事故対応一般

設備不備等への対応について
種々の規定等に定められている事項は、それぞれに定められた理由があります。
それらの制定理由およびそれを守らなかった場合に考えられる生起事象(不具合事象)等をクライアント筋に分かり易く説明し、理解を得ておく努力が必要です。

老朽設備への対応について
老朽化した電気設備は思わぬ停電等の不具合事象を起こすだけでなく、火災などの重大事故へと進展するリスクが大きくなっていることを認識しておく必要があります。

開閉器類の不完全接触による障害について
異常音・異常振動の発生
⇒油入機器(OCB、開閉器等)の噴油、爆発
 →二次災害として、人身事故、電気火災、電気事故の拡大
⇒異常電圧、高調波の発生
 →高圧機器の絶縁破壊、電子機器等への障害
⇒電源の欠相(単相運転の発生)
 →電動機の焼損等

「建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン」
(2020年6月に策定)

令和元年(2019)東日本台風(第19号)による大雨に伴う内水氾濫により、高層マンションの地下部分に設置されていた高圧受変電設備が冠水し、停電したことによりエレベーター、給水設備等のライフラインが一定期間使用不能となる被害が発生しました。
このような被害への対応策として発表されています。

「設備の経年化による労働災害リスクと防止対策」
(2019年)

このような被害への対応策として発表されています。
厚生労働省より設備の経年化による労働災害リスクと防止対策が示されています。
生産設備の経年劣化の調査結果をもとにした労働災害防止について、「設備管理の要点」が示されています。

キーワード

保安規程

絶縁抵抗測定

接地抵抗測定

耐圧試験

継電器試験

保護協調

BIL(基準衝撃絶縁強度)

IKL(年間雷雨日数分布図)

高圧受電設備指針