設備管理責任者

『ビル管理のドクターG』
ビル管理技術者は「ビルの総合診療医(ドクター・ゼネラル)」?!

古い「ビル防災」の本を眺めていたら、「ビル管理はビルのお医者さん」という小見出しがありました。
ビルの設備等の維持管理に関する様々な問題に対処するビル設備管理技術者は、多岐にわたる建築設備の管理に関する知識と資格をカバーするビル運営を支える存在。
「ビルのお医者さん」という小見出し、なかなか的を射ているように感じます。
NHK-BSで放送されていた『総合診療医ドクターG』を模倣して、「ビル管理(BM)のドクター・ゼネラル」と格好をつけて、設備管理責任者の理想像も探りながら、その業務課題を追ってみたいと思います。

設備管理責任者

①直面するリスク

『直面するリスク』という課題が、「中⼩企業BCP策定運⽤指針」の「事業継続計画(BCP)」において、下記のように「災害の重み」と「その発生頻度」を軸としたリスク図で示されています。設備管理業務においては、このリスク図をもとにして、下記のよう...
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②リスクの洗い出し

①で設備管理に関連すると考えられるリスクをピックアップしたのですが、挙げれば切りがありません。BCP(事業継続計画)との関連においても、日常の活動の中で「リスクの洗い出し」と「その対応策の検討」を深めていく必要があります。取り上げた各々の危...
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③中核となる電気設備

『中核となる技術』今まで、①②で建築物管理における地震・台風・火災・その他自然災害等のリスクを挙げました。日常の建築設備管理においても、建築設備を大きく下記のように分類して、設備管理におけるそれぞれの事故災害のリスク要因を検討することができ...
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④異常の現れ方

BM設備管理において遭遇するリスクについて、大まかに洗い出してきました。災害レベルでのリスク対応については、事業継続に関わる事項でもあり、経営上の重要課題として、経営全体でのBCPで深めていくことになります。設備管理の立場は、そのBCPへの...
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⑤異常事象への対応

異常事象(事故・故障等)が突発的に発生したとき--前号で設備劣化への対応について少し触れましたがもし突発的に異常事態(設備故障等)が発生したら(遭遇したら)---その対応にパニック状態にならず、出来るだけ冷静に対応できるようにしておきたいも...