何らかの原因で、建築物の⼀部が脱落、落下し或いは倒壊したり、また、⾼所に置かれた物等が落ちるという場合があります。
これらは、⽇常においてだけでなく、地震等の場合においても⽣じる可能性があります。
例えば、下記のような事項が挙げられています。
- 建物や外壁の部材が経年劣化や振動などによる脱落・倒壊
特に、外壁の⽯材やタイル仕上げ、窓ガラス、左官仕上げは要注意です。 - 重い照明器具や看板の落下
- 雪に起因するの落下事故(寒冷地)
- ⼈間の動作等に起因する物の落下
- バルコニー、吹き抜け部分からの物の落下 等
⼀次対策としては、下記のような事項が挙げられます。
- 部材/⼯法の選択や、施⼯上の注意
- 設計における、窓際部、⼿摺部等の建築的な⼯夫
また、⼆次的対策として、下記のような事項もあります。
- ネット/庇などで覆う(⼈の⾏動範囲の制限も含む)
- 植え込み、柵などにより、落下の危険性のある範囲内に⼈が⼊らないようにする。
重⼒のある限り物は落ちるし、時間の経過と共に物は劣化していきます。
計画/設計/施⼯/維持管理の各段階で、対策と検討を⽇常的にしていくことが必要となります。