遊戯施設における落下災害・列記

★「⼤観覧⾞の風ぬき⽤窓から⼥児が落下」

⼤観覧⾞ --右腕右⾜を切断
⼤観覧⾞に乗っていた⼥児がゴンドラの風ぬき⽤の窓から転落、23㍍下のマットマウスのレールに接触し、さらに3㍍落ちた。
風ぬき⽤の窓は、座席の95cm上にあり、上下スライド式で縦26cm、横90cm程度。
3才以下は、保護者同伴の規定。同伴者が居なかった!
窓は、当⽇好天のため、すべてのゴンドラが開放状態であった。
風ぬき⽤窓の⼤きさ・位置・構造に問題あり!
ゴンドラの窓下部に横にパイプが渡してあり、⾜場となったと推定される。

★「ウルトラスピンに乗っていた⼥性が落下。セーフティガードが有効に固定されていなかった」

ウルトラスピン --頭や腰を打って3週間のケガ(くも膜下出⾎)
背中合わせに2列に並んだ座席(40席)が複雑に回転しながら2〜20㍍の⾼さで上下するもの。
搭乗する際には、客の肩から胸にかけてセーフティガードが降りて、⾝体を遊具に固定する仕組みになっている。
⾝⻑120cm以下は搭乗できない。
セーフティガードが有効な状態に固定されなかった!
運転者が安全確認を確実に⾏っていない!

★「レインボーの安全レバーの下から滑り落ち、約10㍍落下した。」

レインボー --死亡
⽗親と来ていた6才の⼥児が1⼈でレインボーに乗り、揺動開始後3〜4回目で安全レバーの下から座席より滑り落ち、約10㍍下に転落したもの。
気づいた⽗親の声で係員が停⽌ボタンを押したが間に合わなかった。
⼦供であり、安全レバーが膝に密着していなかったため、隙間からすり落ちるような形で転落した!

★「急降下型遊技施設の落下災害」

落下型遊技機の鉄製ケーブルが切れ、38㍍落下し、12⼈が重軽傷を負った
設計製造上の⽋陥施設!
安全審査において、非常停⽌装置が無い等の安全対策不充分な点が⾒逃される!
保守点検が不充分でケーブル劣化が⾒逃される!

★「上昇しはじめた直後、出⼊り⼝ドアが開き⼩学⽣が落下」

宙返りロケット --肋骨骨折全治3ヶ⽉
カプセルが上昇をはじめた直後、円形の出⼊り⼝ドアが突然開き、乗っていた⼦供が約3㍍の⾼さから芝⽣の上に振り落とされた。
カプセルに乗り込んだ際運転員が外部から鍵をかけるが、これが不完全かかけ忘れのために起きたものと考えられる!
円形のバーはロックされていたが隙間から落ちたものと思われる。

★「⼥児がツインスターから落下、シートベルトをしていなかった」

ツイスター --両⾜骨折の重傷
⼥児が乗っていたツインスターから落ち、両⾜を骨折するなど、重傷を負った。
遊園地のよると、シートベルトの着脱は係員がすることになっていた。
遊具は年齢制限はなく、⾝⻑1.2㍍以上で乗⾞でき、⼦供だけでの乗⾞も認めていた。
⼥児は兄ら⼦供3⼈で乗っていたが、シートベルトをしていなかったため、回転中に遊具の外へ放り出されたらしい。

★「オクトパスに乗⾞中、ゴンドラが突然⾼速回転しだして振り落とされる」

オクトパス --打撲、骨折他
⼩学校の姉妹がオクトパスに乗⾞中、突然⼆⼈が乗っていたゴンドラ部分だけが⾼速で回転しだした!
⼩柄な⼆⼈は安全レバーをすり抜けて約2㍍下の床に振り落とされた。
原因不明!

★「1⼈でアストロファイターに乗っていた男児が上昇時転落」

アストロファイター --頭蓋骨骨折⼀時意識不明
2⼈乗りのアストロファイターに1⼈で乗っていた男児が、係員に安全ベルトを締めてもらい、発⾞して3〜5㍍の⾼さに上昇したところで乗り物から転落した。
遊園地側は、操作は⼿順どおり⾏ったとしているが--。

★「⾝⻑制限以下の⼦供を⺟親が付き添うからというので乗せて転落事故」

スペースコースター --頭蓋骨骨折(全治3週間の重傷)
⺟親の膝に抱えられるようにして最⾼時速30kmのスペースコースターに乗っていた4才の男児が、速度約15kmでカーブにさしかかったところで、着⽤していたシートベルトからすり抜け、約5㍍下のコンクリートに転落した。
⾝⻑110cm以下の⼦供は乗⾞できないことになっていたが、係員が⺟親同伴で乗⾞させてしまった!