災害想定訓練の種類

目的に合った訓練の方法を選びます。

訓練の種類(中小企業庁BCP策定運用指針より)

主な種類内容の例備考
消防訓練・初期消火活動
・119番通報
・特に、消火器の操作、放水等は実体験が大切。
・消防署に依頼すれば、訓練の評価を受けられる。
避難訓練・社員の避難
・顧客等の避難誘導
・施設外への社員の避難訓練。
・顧客等が敷地内にいる場合には、避難誘導も必須。
連絡訓練・緊急連絡先への連絡
・緊急連絡網での連絡
・緊急連絡(安否確認)で災害伝言ダイアル171やWeb171を利用する場合には、毎月1日や防災週間等に体験が可能。
※Web171--http://www.web171.jp/
参集訓練・就業時間外の参集・予め指定した時間を指定して参集する場合と、期間を指定してその期間内で非常参集をかける場合がある。
図上訓練・災害状況の検討
・防災対策の検討
・地図を使って防災対策を検討する訓練。
自治会等の市民レベルの訓練も盛んである。
図上訓練
(シナリオ提示型)
・防災対策の手順確認・対応手順の確認に主眼が置かれ、決められた手順通りに対応を行う訓練。
従来の自治体の総合訓練が相当する。
図上訓練
(シナリオ非提示型)
・防災対策の意思決定
(災害対策本部等)
・訓練シナリオを事前に提示しない形式の訓練で、事前または訓練中に付与される情報に基づき判断し行動する訓練。
非常に高度な訓練であり、訓練の実施には高度なノウハウが必要となる。
地域の防災訓練・初期消火活動
・炊き出し
・地域企業または市民として地域の防災訓練に参加する。
消火器の操作等の実体験ができるとともに、災害時における地域との連携に役立つ。