事前対策の具体的な項目として、「人」「物」「情報」「金」についてそれぞれの検討を深めていく必要があります。
役に立つ手法を、自分の家族・周囲の組織等、現状の把握から具体的に検討していくということになります。
検討例として、一般的には下記のような項目が挙げられています。
<事前検討事項(例)>
- 我が家の避難原則
--「このような場合は、屋内に留まり安全を確保する」等のルールの確認 - 家族の安否確認方法
- 緊急時の待ち合わせ場所
--状況により数カ所設定 - 連絡方法
- 避難経路
--避難先への経路
(危険な個所などの注意事項も確認しておく)
そして検討結果を、できれば文書化し、周りの人に周知し、対応手順を訓練していく必要があります。
対応文書は、「初動対応フロー図」等として視覚化したり、「緊急時の対応カード」にして携行しやすくする等、災害時に即活用できるようにしておく工夫も必要となります。
<連絡カード:掲載項目例>
・氏名
・住所
・緊急連絡先
--優先順位をつけ数カ所
・血液型
・既往症
・メモ