心のこもった“ひと言”の大切さ
Mさんが受けた道徳の研修会において、道徳には(心の持ち方という点で)3つの種類があることを教わりました。
- 心のこもった道徳
- 通常日常で行われている道徳
- 利己心の強く出た道徳
自宅に帰り そのことをお父さんに話します。
Mさんのお父さんも何か感じるところがあったようで、Mさんが持ち帰った資料を見ていたそうです。
Mさんのお宅は、その地方でも一等地にあり、また土地の区画に関し問題を抱えていたとのことです。
あるときMさんのお父さんが自宅の近くを歩いていたとき、その問題となっていた人と出会います。
そのときお父さんは、少し慰安の心を込めてあいさつをしたそうです。
すると、相手の人も何か感じるところがあったのでしょうか、その後の話し合いがスムーズにできるようになったとのことです。
Mさん宅にとっては懸案事項解決の進展へとつながりました。
Mさんはそのとき感じられた相手方の変化の状況を思い出し話してくれました。
例え相手に伝わらなくても、相手の事情にも思いを致し、心の中で感謝の言葉を述べるという和解の方法も教えられますが、「声に発する」方がより適切である場合もあります。
Mさんのお父さんの場合はそのようなケースです。
“相手の道徳心を引き出すような言葉”について教えられた話しでした。