コロナ感染:指標「実効再生産数」他

新型コロナ感染者数が増え続け、この先どうなるのか不安を抱いていたのが8月下旬。
感染者受入病院は満杯
自宅療養者も増加の一途
自宅で十分に治療を受けられずに死亡というようなニュースも伝えられていました
「医療崩壊」という言葉も使われていました
そして、ワクチン接種を渇望していました。

それが9月に入ると感染者数が減少し始め、「ピークアウト」という声も聞こえてきました。
急に?何故?
「ワクチン接種者がある一定割合を超えた」ということで納得もしましたが--?
まだ不安は消えていません。


8月には、「この災難はいつ収束に向かうのか?」という素朴なそして切実な疑問がありましたが、その指標の一つに「実効再生産数」がありました。

国立感染症研究所のホームページに『実効再生産数』についての説明が載っています。

実効再生産数(effective reproduction number: Rt)は「(ある時刻 t における, 一定の対策下での)1人の感染者による二次感染者数」と定義され、現在流行が拡大期にあるのか収束に向かっているのかを評価する疫学指標の1つとして重要である。
2019年末からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に際しては、世界各国・地域で流行状況を評価する指標として活用されている。

とあり、算出方法についてもされています。

「すでに感染が広がっている状況下において、1人の感染、次に平均して何人に感染するか」を示す指標です。
今後の感染動向を予測する指標の一つとして利用されています。

「直近の実効再生産数」の推移を国立感染症研究所ホームページで見てみますと

  • 7月18日時点:全国的には、1.35と1を上回る水準が続いており、首都圏では1.33、関西圏では1.30となっている。
    --報告日別の新規感染者数の動きを見ると、さらに上昇することが見込まれていた。 
  • 7月25日時点:全国的には、1.39と1を上回る水準が続いており、首都圏、関西圏では1.37となっている。
  • 8月1日時点:全国的には、1.15と1を上回る水準が続いており、首都圏では1.11、関西圏では1.16となっている。
  • 9月9日時点:全国的には、0.64と1を下回る水準が続き、首都圏・関西圏はともに0.65となっている。
  • 10月9日時点:全国的には、0.70と1を下回る水準が続き、首都圏では0.60、関西圏では0.68となっている。

となっています。
現時(10月中旬)ではもっと下がっていると思われます。


あれほど感染力が強いといわれていたδ株でしたが?!
(δ株は弱毒化したという話しも聞きましが---)
(第三波のときも、同じようにウイルスの弱毒化があったということのようですが---)
しかし、更なる危惧として、δ株以上に強いコロナ株が出現するかもしれません。
第四波(4月末)との関係で、次のピークが4ヵ月後とすれば、12月末頃には第六波?となります。

収束したと言える時期は何時なのか?
ワクチン接種に加えて治療薬が使用されるようになったら一応の収束となり、以後インフルエンザと同様な位置付けになるのでしょうか?

ふと思います
(誰もが思うことかもしれませんが)
もしも、初期の段階で、起源となっているウイルスの拡散を防止出来ていたら---
どこかの個人或いは組織がいち早く察知して拡散を防止出来ていたら、このような世界的なパンデミック災害は起きなかった。
もしそうなら、そのような個人或いは組織は“人類の英雄”ともいってよい存在です。

しかし誰にも知られず、或いは評価すらされない存在でもあります。
(場合によっては責められるような立場に置かれるかもしれません)

そして、次に
「一歩間違えば今回のパンデミックになるような研究・実験が世界の各所でなされているのではないか?」という疑問が湧いてきます。

<漫歩>
当方が住んでいるのはT県、そして同じようなF県はT県よりもコロナ感染者数が7月当初は300人以上少なかった。
この差では感染者数の順位は変わることはないと思われなかったが--
(別に順位を競うようなものではありませんが---)
ところが、あっという間に(7月下旬~8月上旬の間に)F県はT県を追い抜いた!
それがまた、我がT県が、9月上旬にはF県を追い越してしまった!

下火になったと思ったら、急にぶり返す!
感染とはそのようなもの?!

~~~~~~
県人口も経済規模も似通った地方都市のT県とF県
T県 人口782,000人 県民所得2兆1050億円
F県 人口808,000人 県民所得2兆2813億円
~~~~~~

<漫歩2>
「はやりやまい」への平癒祈願が聞かれない?!
昔なら、盛大な祈願が各地で行われたかもしれない とふと思う

コロナウイルスという実態が判明した(見える化された)以上、それへの対処の方向性も明確だから、祈願よりもそれへの対応--
--原因不明で不安が募る状況下では全国を挙げての平癒祈願が寺社で行われている状況であろう--

しかし、このようなときこそ、科学的対応の方向性と符合した寺社活動もあってもいいのではと思うのですが--