国⼟交通省において下記のような基本原則と改修設計指針が⽰されています。
建築物管理の防犯⼀般においても参考になると考えられます。
①企画・計画・設計の基本原則
下記指針等が示されています
『共同住宅に係る防犯上の留意事項』(平成13年3月23日付)
『防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針』(平成13年3月23日付け)
この設計指針では、防犯に配慮した企画・計画・設計の基本原則を、次のとおり定めています。
- 監視性の確保
周囲からの⾒通しを確保すること - 領域性の強化
居住者の帰属意識の向上、コミュニティ形成の促進を図ること - 接近の制御
犯罪企図者の動きを限定し、接近を妨げること - 被害対象の強化・回避
部材や設備等を破壊されにくいものとすること
②既存住宅改修の設計指針
「既存住宅における共⽤部分の改修の設計指針」も⽰されています。
この指針では、下記等の共用部分についての改修時の設計指針が示されています。
(詳細は指針を参照)
- 共用出入口
- 管理人室
- 共用メールコーナー
- エレベーターホール
- エレベーター
- 共用廊下・共用階段
- 自転車置場・オートバイ置場
- 駐車場
- 通路
- 児童遊園、広場または緑地等
- 塀、柵または垣等
- 防犯カメラ
- 屋上
- ゴミ置場
- 集会所等
From「マンション管理⼠法定講習テキスト」