電気設備事故の内容
①感電死傷事故
電気設備の点検時あるいは工事等の作業時に電気による人身災害となるものです。 高圧充電部に触れて感電死傷 高圧充電部に接近したり、断路器と遮断器の操作ミスによるアークにより火傷を負う。 低圧部分においては、分電盤内の配線用遮断器の取り換えや点...
②電気火災事故
漏電、短絡などの電気的異常による発熱、発火が原因で建築物などが火災となるもので、その多くは、低圧部分の配線、機器から発生しており、次のような例があります。 コードとプラグの接続部分のネジの緩みによるもの キャブタイヤケーブルやコードの配線が...
③他物損傷・機能被害事故
④主要電気工作物破損事故
設備不備等(製作不完全・施工不完全 他) 絶縁劣化 絶縁劣化の事象例 キュービクル内機器の絶縁劣化破線(端子部接触不良--過熱--絶縁電線焼損--地絡)(波及事故) 変圧器の内部地絡(長年の運転により、変圧器の励磁振動でコイルが緩み、鉄心に...
⑤波及事故
電気供給者の配電線を停止させる「波及事故」は、毎年の事故総数のうち70~80%を占めており、隣接する施設も停電となり、社会的影響は大きなモノとなります。波及事故の原因は多様ですが、下記のような事故等が発生しています。波及事故の特徴としては、...