福岡病院火災
自分がその場(役割の場)に居たときどうするか(できるか)?
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『2013年10月11日福岡医院火災について①(電気設備管理)』
『2013年10月11日福岡医院火災②(運営・管理)』
『2013年10月11日福岡医院火災③(消防法と建築基準法)』
千日前デパートビル火災
1972年 大阪南区 118名死亡
ホテルニュージャパン火災
1982年 東京都千代田区 33名死亡
--管理の不備 経営者
歌舞伎町雑居ビル火災
--多数の死亡者が出たビル火災は概ねシナリオが似ている!
大洋デパート火災
1973年 熊本市 100名死亡
川治プリンスホテル火災
1980年11月20日 栃木県藤原町 67名死傷(死者45人、負傷者22人)
出火原因は、露天風呂解体工事時の溶接用アセチレンガスバーナーの火が飛び散り建物の一部に着火したものと推定されている。
犠牲者が増えた主な下記のような原因は示されている。
- 前年末の消防査察で、消火栓・誘導灯など消防用設備や防火管理体制の不備が多く指摘されていたが、改善されていなかった。
- 増改築が多く、建物内が複雑に迷路化していた上、地上に通じる直通階段が不十分であった。
- ホテルはちょうど大規模改装工事中で、火災警報器の発報を従業員がテストだと勘違いしてアナウンスしてしまった。
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この火災では、煙を認識していたものの半信半疑ですぐに避難しない人が多かったもよう。
(正常化バイアスが働いた!)
そのため、宿泊客の大部分が火災に気付いた時には、国内階段で避難できる状況ではなくなくなっていたということである。
一方、何も持たずにすぐ行動した人は助かっており、火災の疑いを感じたら、直ちに避難することの大切さを改めて示してくれている。
なお、1981年5月のホテル・旅館等の「防火基準適合表示制度」(通称「適マーク制度」)はこの火災を契機として制定されたそうです。
<火災避難についての教訓 例>
九死に一生を得て火災から生き延びた人の話では、新しい場所に行ったら、瞬時でいいから、先ず逃げ道を考えることが身についているとのこと。
--建て増しで迷路のように複雑になっている旅館
--地下の穴蔵のような飲み屋
※火災警報ベルについて
・誤動作が多く、スイッチを切っていないか?
・鳴動した場合、率先垂範避難の姿勢になる!