事前に避難場所を把握しておくことで、早く行動に移ることができます。
市町村では、災害種別ごとに避難所を指定しているので、災害の種類に応じて避難する避難場所を事前に検討しておく必要があります。
現在は「自宅(在宅)避難」という選択肢も挙げられています。
もし、自宅の建物が無事で、周囲の安全も確認できるのであれば、自宅での避難という選択肢もあります。
自宅を避難場所(或いは避難所)にすることができるのなら、ストレスは減るのではないかと思います。
ただし、自宅避難を選択肢に入れるのなら、そのための準備が必要となります。
インフラ(特に水道)が止まった状態、余震の継続、浸水の引きが遅い等の状況も考慮しておく必要があります。
自宅と避難所の使い分けもあり得るかもしれません。
※大地震時の自宅の耐久性については、被災震度に応じた使用の可否について、事前に目途を立てておくことも必要です。
避難経路を歩いてみよう
避難場所が確認できたら、事前に避難経路を一度、歩いてみましょう。
避難は徒歩が原則です。
いつもは何気なく通っている道も、道沿いに自動販売機、電信柱、ブロック塀等が、避難時の視点では違って見えてくるかもしれません。
地震により、これらが障害物となって 倒れてきたり、道をふさいでるかもしれません。
また、高齢者の方・車椅子の方の移動には、障害となる段差などがあるかもしれません。
これらへの対応を事前に検討することができます。
そして、もしもに備えて、避難経路を複数考えておくことも必要になるかもしれません。
外出先等での避難ということも考えておく必要があります
外出先で地震が起きたら、どこへ避難したらよいか?
近くの避難場所を目指すことになると思いますが--
スマホが使えたら、避難場所を早く見つけることができるかもしれません。
もし見つからないようなら、周囲の人に聞く、地元の人に従う等により、一時身を寄せられる場所へ向かうということになると思います。
避難場所(指定緊急避難場所)
さし迫っている災害から身を守るために、緊急時に避難する場所。
「広域避難場所」「一時避難場所」「津波避難ビル・水害時避難ビル」などがあり、誰でも行くことができる。
公園、学校、堅牢な建築物などが指定されている。
避難所(指定避難所)
災害の危険を避けて、住民が一定期間滞在し、生活環境を調整するための施設。
小中学校の体育館、公民館などが多く、地域防災拠点となり支援物資などが集まる仕組みができている。
基本的には、その地域の住民が利用することとなる。