火災③ 安全区画について

安全区画とは、主に次のことを目的とした避難路上の区画のことです。

1.避難中の⼈々を⽕や煙から守る。
2.逃げ遅れた⼈を⼀時的に保護する。
3.階段室への煙の侵⼊を防⽌する。

避難安全上の必要性から、階段の前室のように安全区画を設けることもありますが、廊下や特別避難階段の付室なども安全区画にあてることも多いようです。
また、安全区画は消⽕活動の拠点として使われる場合もあります。
安全区画が、避難路上に何段階かに分けて設定されている場合、居室側に近い⽅から「第⼀次安全区画」「第⼆次安全区画」などと呼ばれます。

安全区画の区画⽅法は、原則、防⽕区画または不燃間仕切りによる防煙区画が基本で、排煙設備の設置も必要です。

廊下が安全区画とされる場合において、廊下を風道として居室空調のリターンをとる場合には、何らかの防煙対策が必要となります。
また、各種連絡のための設備や消⽕設備が必要に応じ設置されます。

安全区画は避難者の流れをスムーズニするための有効なスペース、避難通路⼝の配置についての検討も必要となります。

⾃分が⼊居しているビルにおいて、出⽕場所を想定し、避難経路上における安全区画の位置を確認しておくことが、緊急避難時の有効な⾏動につながります。