清掃計画においては、各室・各部分の「汚れの程度」「使⽤目的」「使⽤回数」等を考慮して、「清掃の⽅法」及び「清掃回数」を決めます。
清掃回数により「⽇常清掃」「定期清掃」「臨時清掃」と⼀般に呼ばれています。
<⽇常清掃>
毎⽇1回ないし数回⾏う清掃作業は「⽇常清掃」と呼ばれます。
主な作業内容は次のようなものです
- 床の⼿⼊れ(床掃き、床のほこり取り、カーペットのゴミ・ほこり除去など)
- 壁⾯・柱などの低所部分の清掃
- 家具・調度品のほこり取り
- 灰皿清掃・紙くず処理
- 便所・洗⾯所等の清掃、消耗品の補充
- 出⼊⼝マットのクリーニング
- ビル周りの清掃
<定期清掃>
週1回、⽉1回、年1回というように、間隔をおいて⾏う清掃作業は「定期清掃」と呼ばれます。
通常の定期作業として次のような内容があげられています。
- 床の洗浄
- 床維持剤塗布及び⽪膜補修
- ⾦属磨き(出⼊⼝扉・階段⼿すりなど)
- 壁⾯・柱の上部など⾼所部分の清掃
- 窓ガラスの清掃
- 幅⽊・家具脚部の清掃
- 照明器具・ブラインドの清掃
<臨時清掃>
建築物の使⽤において、⾏事や突発的な事情が⽣じることがあります。
このような状況に対応する清掃作業は「臨時清掃」と呼ばれることがあります。
特殊な事情により⽣じる作業であり、速やかな対応を要する場合も多い作業となります。
From「単⼀等級技能⼠コースビルクリーニング科教科書」