<参考②> めまい

「業界関係書籍」にめまいについて注意を引く記事が載っていましたので、その内容をPick Upさせて頂きます。

○めまいについて

長く立っていると、心拍数が上がり、自律神経が鼓動を抑えようと働くが、それが行き過ぎると血圧が下がり、血液が脳へ十分に回らなくなり、いわゆる「脳貧血」「めまい」「失神」を起こすことになります。

常時の冷房環境下での生活で、能動汗腺機能衰退症になる人も増えているそうです。
能動汗腺の数は2歳半までの環境で定まるため、暑い日に冷房環境下で育った人は汗腺の数が少なく、なかなか汗をかかない傾向にあるとのことです。
この汗腺機能の衰退が自律神経の働きにも影響を与えることになり、最近、熱中症やめまい、起立性意識障害の人が増えているのはそのためだそうです。

これらは血管ので、全身の「血のめぐり」を良くするしかないとのことです。
もし、冷や汗が出たり、気分が悪くなったりするなどの前兆に気付いたら、しゃがみ込む等により失神を避けるようにしたいものです。
転倒・転落等の災害を防ぐためにも気をつけたいことです。

○立ちくらみについて

しゃがんだ姿勢から立ち上がると、立ちくらみを感じるときがあります。
これは急に立ち上がることにより、血液が足の方に下がり、脳が酸欠状態になるためで、自律神経がうまく働けば、足の血管が縮み、頭の方へ行く血液が減るのを抑えてくれるのですが、その関係がうまくいかないと立ちくらみとなるとのことです。

特に高齢者は、自律神経そのものの機能が落ちている、末梢血管の循環機能が低いなど、血管調整がうまくいかないため、急に立ち上がると血圧を持ち上げきれず、立ちくらみ(起立性脳貧血)を起こしやすいので注意が必要です。

もしも(貧血等で)人が倒れた場面に遭遇した場合は、回復体位で安静をとらせ、救急車を手配するということになります。

「回復体位」の例(ネットより)
※「回復体位」の例(ネットより)