<参考③> 睡眠:居眠り

「業界関係書籍」に居眠りによる事故防止について注意を引く記事が載っていましたので、その内容をPick Upさせて頂きます。

○マイクロ睡眠

米国の研究所が、ハイウェイなどを走行するドライバーを脳波計と眼電図で居眠り運転の有無を調べたところ、5秒から10秒間だけ現れる「マイクロ睡眠」が記録されたそうです。
これは脳が実際に“寝ている状態”を表すそうなのですが、そのときドライバーは目を開けて運転しているとのことです。

仕事をしていても眠気は波状攻撃をしかけてきます。
ある瞬間は覚醒していても、あっという間に眠っている状態になるということになります。

<from Wikipediaウィキペディア>
マイクロスリープ(英: Microsleep)とは、短ければ数分の一秒、長くてもせいぜい30秒程度睡眠状態に陥ることを指す。
睡眠不足、精神的疲労、抑鬱、睡眠時無呼吸症候群、低酸素症、ナルコレプシー、過眠症といったものが原因であることが多い。
睡眠不足が原因の場合は予兆なく突然マイクロスリープに陥ることがある。
運転中や重機の操縦中など不断の注意を必要とする状況でマイクロスリープ症状が発現すると非常に危険である。

○眠気を追い払う運動の効果?

運転中眠気を感じると、眠気を追い払おうとして運動をしようと考えますが、次のような興味深い実験結果が示されています。

大きな運転コースをひたすら回る運転で、ただ運転をするだけの(A群)と、途中で車から降りて、伸びをしたり、車の周りを歩く(B群)を比べてみると、ひどい眠気に襲われるのは、A群が平均して23分後、B群が27分後ということで、運動は改善策としての効果が出なかった。

○昼寝

厚生労働省の産業医学総合研究所(現独立行政法人労働安全衛生総合研究所)において、昼寝で脳の働きがどう変わるかを実験したところ、「15分間眠ると、その後の脳の反応が際立って速くなる」ことがわかったそうです。
そして、その効果は、仕事が終わる夕方まで続いたそうです。
眠気が襲ってきたときには、無理して働くより、少しの間だけ居眠りをした方が事故やミスの防止だけでなくその後の仕事にも好影響を及ぼすということです。
(10~15分が理想的で、それよりも長く眠ると、寝る前より状態が悪くなるので注意が必要とのことです。)

○カフェイン

カフェインは、少量(0.1~0.2g)摂取では、脳などの中枢神経を興奮させ、疲労感を除き,覚醒作用があるが、大量(0.5~1.0g)摂取では、逆に興奮、不眠、頭痛などがみられ、思考力も低下すると言われています。

1980年発表の米国精神病協会のカフェイン中毒の診断基準は「1日250mg以上」となっているそうです。
1杯のコーヒーにはおおよそ100mgのカフェインが含まれているとのことですので、1日3杯では基準値を超えてしまいます。

【参考】健康な成人が摂取しても安全とみなし得るカフェイン量:欧州食品安全機構(EFSA)

安全とみなされる量体重40kgの人体重60kgの人体重80kgの人
成人:1回に3mg/kgまで1回120mgまで1回180mgまで1回240mgまで
成人:1日に5.7mg/kgまで1日228mgまで1日342mgまで1日456mgまで

【参考】主なカフェイン含有食品とカフェイン含有量

食品カフェイン量備考
レギュラーコーヒー抽出液約60mg100ミリリットル当たり
インスタントコーヒー約60mg同上(粉末2gを溶かす)
玉露約160mg同上
煎茶約20mg同上
紅茶約30mg同上
缶コーヒー100~150mgショート缶1本当たり
栄養ドリンク30~50mg1本当たり
目覚ましドリンク100~150mg1本当たり