建築物の管理(安全・衛生・快適・利便・経済性等の管理)において、重点管理による持続性と管理効率向上を目的に、リスクアセスメント手法の活用を検討していきます。
【建築物管理におけるリスクの把握の必要性】
建築物を管理運営していく過程において、そのライフサイクルに渡りいろいろな「事故・故障・トラブル&災害についてのリスク」が存在します。
例えば、維持管理上の 事故/故障/トラブル として下記のような事故等があります。
*設備関係
・電気関係--停電、漏電等
・空調関係--冷暖房に関する苦情等
・給排水関係--漏水等
・エレベーター関係--閉じ込め等
*建築関係
・駐車場関係トラブル
・階段転落
・床面転倒 等々
その他「火災」「地震」等の災害も大きな問題となります。
また、盗難・紛失等のトラブルも考えられます。
挙げれば切りがありません。
具体的には、各施設の状況を十分認識したうえで、リスクを網羅し、重点的に取り組むことになります。
これらリスクへの対応のためにビル管理関連業務は存在するとも言えます。
つまり、ビル管理関連業務においては「リスクアセスメントの実施は不可欠」です。