建築安全

転落の防止

「転落」の防⽌:②階段の勾配と蹴上げ・踏み⾯寸法について

階段の勾配と蹴上げ・踏み⾯寸法は、密接な関係にあります。 これらの数値は、計画の段階で、階⾼や階段の位置により、勾配がほぼ決まり、その後の詳細設計で、蹴上げ・踏み⾯寸法が決められ、勾配も確定するという順序で決まることが多いと思われます。 <...
転落の防止

「転落」の防⽌:③階段表⾯の仕上げについて

段表⾯の仕上げは、降りるときの滑りの問題と関係します。 滑りを減らすには、仕上げ材料の選定、表⾯処理の維持などが重要となります。また、階段特有の対策としてのノンスリップの使⽤なども考えられます。 階段は通常の床より危険性が⾼いので、表⾯仕上...
転落の防止

「転落」の防⽌:④階段の⼿摺について

階段の⼿摺は、昇降の補助や⽀持の他、階段側⾯からの墜落防⽌の機能も持っています。⼿摺は階段におけるトラブル発⽣防⽌と、トラブル発⽣時の転落防⽌に効果を発揮します。 このため、階段全⻑にわたって少なくとも⽚側に(できれば両側に)設けるのが望ま...
転落の防止

「転落」の防⽌:⑤その他の考慮事項について

<階段の段数について> 段数の多いものは、途中に踊り場を設けるなどして、昇降の負担を減らすようにします。極端に段数の少ないものは、その存在に気づかないことによる事故になりかねません。特に、1〜2段の段差は危険です。(このような段差で躓いた経...
転倒の防止

「転倒」の防⽌対策

床⾯の歩⾏中において等、「滑り」「つまずき」或いは「よろけ」「他⼈との接触」等による転倒災害が発⽣します。清掃作業における転倒災害は、清掃作業における災害の約35%程度を占めています。とくに、滑って転倒する場合、仰向けに倒れて、頭部を打つこ...