①企業を取り巻くリスクの洗い出し

事業継続としてのBCP を考えるとき、災害等として以下のような「企業を取り巻くリスク」が挙げられます。

<社会災害リスク>
  • 火災・爆発

    ・地震に伴う火災

    ・管理不備による火災
  • 食中毒
  • 集団感染

    ・新型インフルエンザ

    ・その他(コロナウイルス等)
<悪意による災害リスク>
  • 妨害
  • 窃盗
  • 詐欺
  • 暴力
  • コンピュータ関連犯罪
  • その他(防犯)
<生産活動に起因する災害リスク>
  • 労働災害
  • 科学技術関連

    ・事故・故障・トラブル関連

    ・対応の不備
<経営管理上の不備他>
  • 営業不振

    ・需要減少

    ・商品&サービスの欠陥・技術ミス、サービスの質の問題
  • 内部管理(組織管理)不備

    ・企業不祥事(ビジネスエシックス)
  • 経営トップ(経営中枢者)の課題

    ・経営トップの死亡、病気

    ・経営の誤り(意志決定判断リスク)

    ・事業承継問題

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  • 人材リスク

    ・人手(人財)不足

    ・--
  • 過度の(或いは誤った)マスコミ情報による被害


さらに個々のケースを細かく考えれば切りがありません。

災害等により会社が受ける影響を具体的にイメージすることが必要です。
個々の災害等により、個々の会社で考え得る状況のイメージは違ってきます。

会社が災害等を受けた場合、中核事業(中核業務)が継続できるだろうか?

  1. ライフラインの停止(停電、断水、ガス燃料の停止)の場合は?
  2. 情報通信(固定電話、携帯電話、インターネット等)の途絶の場合は?
  3. 道路の不通・渋滞、交通機関の停止の場合は?
  4. 社員の多くが活動できなくなった場合は?
  5. 社内重要情報(パソコン、書類等)が使えなくなったら?
  6. 建物(社屋・工場・店舗)或いは設備機械等が使えなくなったら?
  7. 資材の供給停止の場合は?
  8. 資金面(売り上げ低下、運転資金の不足等)で行き詰まったら?
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