陽転の思考

つながる力

「家族への気づき」 

Iさんは、大学卒業後大手企業に就職し、仕事も家庭も順調に運んでいましたが、28歳の時、喀血して入院しました。結核と診断され、医師から「右側の肺を手術で摘出しなければならない」と告げられます。病院のベッドの上で悶々としているとき、Iさんは以前...
もちこたえる力

苦難の受け⽌め⽅ ①

Hさんは、⼤学卒業後数年間の会社員経験を経て、建築会社を創⽴します。会社は時勢もあり、順調に成⻑していきました。社会的経済的に成功することが幸福への道とHさんは信じていました。また、社会活動にも精を出しました。そのような中、講演会で「成功と...
つくる力

不慮の交通事故をきっかけとして

⻘年はひどくおびえていた。その姿を⾒たKさんは、⾃分がかけようとする⾔葉が⻘年にとって重⼤な意味を持つように思い、責任を強く感じた。「ケガしなかったか」という⾔葉がKさんの⼝をついて出た。⻘年の⽗親からも⼿紙を受け取った。「Kさんとの出会い...
つくる力

“倒産” しかし 温かい周りの援助

還暦を迎えたKさんバブルがはじけ始めた頃(1990年始め頃)、40歳代前半のKさんは、40数名を抱える建築会社を義⽗から引き継いで経営されていたそうです。ところが、⼤きな⼯事の費⽤を回収できず、景気の悪化も影響し、会社を倒産させてしまったと...
つくる力

“モノを売ってはいけない” “相⼿に出向いて⼼の⼿を差し伸べる”

刃物の商売をIさんはしていた。 昭和30年代、何をやっても儲かった時代を経験した。しかしその後、社会は⼤きく変わっていった。機械化が進み、Iさんの商売も直撃を受け、在庫が増えていく。ある講習会で聞いた「鉄には熱処理すればこうなるという法則が...