給水設備の管理(留意点)

受水槽などの死水の発生

受水槽の容量が大きく使用水量が少ないときには、死水が発生する恐れがあります。
建築物の用途変更などにより、極端に使用水量が少なくなった場合は、受水槽内に死水が発生するため、中仕切りを設けるなどして、使用水量に見合った容量にする必要があります。

維持管理不備による汚染と藻の発生

受水槽などの清掃を定期的に行わないと、沈殿物などがたまり不衛生となって水質が汚染するようになります。
また、屋上のFRP製タンクは、タンク内部への光の通過率が大きいため、内部に藻が発生し(藻によっては有害なものもある)、腐敗して水質が汚染される恐れがあるため、光の透過率を下げる(内部の照度を100ルックス以下)工夫が必要です。