建築物安全衛生管理

転落の防止

「転落」の防⽌:①階段のタイプについて

階段のタイプは、平⾯と断⾯に分けて考えると分かり易いとされています。<平⾯のタイプ>いろいろの形態がありますが、「直階段」「回り階段」「踊り場」の3つの要素で構成されていると⾒ることができます。それぞれ、次のような特徴があります。直階段は、...
転落の防止

「転落」の防⽌:②階段の勾配と蹴上げ・踏み⾯寸法について

階段の勾配と蹴上げ・踏み⾯寸法は、密接な関係にあります。これらの数値は、計画の段階で、階⾼や階段の位置により、勾配がほぼ決まり、その後の詳細設計で、蹴上げ・踏み⾯寸法が決められ、勾配も確定するという順序で決まることが多いと思われます。<勾配...
転落の防止

「転落」の防⽌:③階段表⾯の仕上げについて

段表⾯の仕上げは、降りるときの滑りの問題と関係します。滑りを減らすには、仕上げ材料の選定、表⾯処理の維持などが重要となります。また、階段特有の対策としてのノンスリップの使⽤なども考えられます。階段は通常の床より危険性が⾼いので、表⾯仕上げに...
転落の防止

「転落」の防⽌:④階段の⼿摺について

階段の⼿摺は、昇降の補助や⽀持の他、階段側⾯からの墜落防⽌の機能も持っています。⼿摺は階段におけるトラブル発⽣防⽌と、トラブル発⽣時の転落防⽌に効果を発揮します。このため、階段全⻑にわたって少なくとも⽚側に(できれば両側に)設けるのが望まし...
転落の防止

「転落」の防⽌:⑤その他の考慮事項について

<階段の段数について>段数の多いものは、途中に踊り場を設けるなどして、昇降の負担を減らすようにします。極端に段数の少ないものは、その存在に気づかないことによる事故になりかねません。特に、1〜2段の段差は危険です。(このような段差で躓いた経験...